天井クレーンなどのクレーン保守点検には、Bluetooth®機能搭載タイプのレーザー距離計(DISTO110)とBluetooth®搭載タイプの液晶表示付きレリーズ(REL-7B)の組み合わせが最適です。
クレーン検査用Bluetooth搭載レーザー距離計(レリーズセット)
品番 PLUS-ALPHA-SET
検査証明書 測定結果報告書 トレーサビリティー体系図 使用基準器成績書(複写)
■特長
●REL-7Bを使うことでレーザー距離計本体のボタンを押さずに測距できます。
●タワミ量測定では有負荷状態で1回測定し、無負荷状態でもう1回測定するだけで、即座にタワミ量を計算しREL-7Bの液晶表示部に表示します。
●レーザー距離計、REL-7B共にBluetooth機能を搭載しているので、無線通信が可能になり、接続ケーブルが不要で通信距離は10m。
■メリット
●省力化
操作は簡単で、2人の作業が1人で行えます。
●安全性
人が行けない危険な場所、スペースのない場所の測定を効率良く行えます。
●正確性
誰でも同じ±1.5mmの精度で測定できます。
●利便性
小型・軽量で持ち運びが簡単なハンディタイプです。単発の距離測定以外に連続測定、面積測定もできます。
●データ収集性
無償アプリで測定結果をスマートフォンにBluetoothⓇ転送でき、測定メモを作成できます。
●省エネ性
単4アルカリ乾電池×2本で動作します。(新品乾電池使用時:約5,000回測定)
■測定機能
●面積測定
長さ、幅の2ケ所の測定で面積を自動計算。
●距離・連続測定
対象物までの長さ・高さを測定します。
連続測定では、対象物まで任意の距離に近付いたり、離れる際に使用します。
■レーザー距離計仕様
測定精度※1
(測定に適さない環境下)※2
|
±1.5mm※3
(±3.0mm)※3
|
測定範囲※1
(測定に適さない環境下)※2
|
0.2m~60m※4
(0.2m~30m)※4
|
表示単位 |
m |
サイズ |
120×37×23mm |
重量(電池含む) |
92g |
規格 |
IP54 |
電源 |
単4型アルカリ乾電池×2本 |
最大測定回数 |
5000回まで |
使用環境温度 |
-10~+50℃ |
保管温度 |
-25~+70℃ |
機能 |
バックライト付き
Bluetooth®(10m未満)
距離・連続測定
面積 |
その他 |
PSC適合
ISO16331-1 |
※1:測距に適した環境下:反射率100%(白く塗られた壁)、周囲に強い強い光がないこと、適温時。
※2:測距に適さない環境下:反射率が低いターゲット、周囲に強い光がある、高温や低温時。
※3:公差は95%の信頼性で0.2m~5mで適用されます。
測距に適した環境下では、最大測定公差は5m以上で0.1mm/m悪くなる場合があります。
測距に適さない環境の場合、最大5m以上で0.15mm/m悪化することがあります。
※4:最短距離0.2mは測定基準位置を後端とした場合です。
■アプリケーション
■クレーン検査でのレーザー距離計の使用例、また有効性について
1.クレーンガーダーのタワミ測定
測定は地上より行います。下図のように機器を設置し、レリーズの測定ボタンで押すことで安全かつ簡単に距離を測定できます。また、短時間に1人で正確な測定ができ、測定者間の測定値のバラツキもなくなります。
2.クレーンレールのスパン測定
スパン測定は、下図の方法が測定精度において最適です。
このようにレーザー距離計を用いることにより測定効率性、測定精度、安全性の面で格段に向上することが言えます。
3.車載クレーンでのブーム先端位置測定
傾斜センサ内蔵のレーザー距離計(ライカDISTO)を使用すると、ブーム先端位置の高さ・水平距離が測定できます。
4.その他
・クレーン建設作業における建設限界に利用
・クレーンの移動における衝突防止に利用