ガソリンのオクタン価と軽油のセタン価やエンジンオイルや軽油中のケロシン量、モーターオイル純度レベル、石油製品の油中水分量等を高精度で5秒以内で測定できる、最新の先端技術を導入した、ガソリン/軽油分析計です。
測定はガソリンや軽油等をセンサー部に75 ml入れ、メーターのキーを押すだけで5秒以内で測定結果を表示します。難しい操作は必要とせず、誰でも簡単に品質検査がおこなえます。
■装置の機能
●ガソリンのオクタン価の決定。 ASTM D 2699-86、ASTM D 2700-86に準拠
●軽油のセタン価の決定。 ASTM D 4737-03、ASTM D 613、EN ISO 5165に準拠
●ガソリンの分解時間(酸化安定性)。 ASTM D 525(GOST 4039-88 )に準拠
●軽油の固化温度と軽油の種類の決定
●軽油の流動点降下剤の含有量測定
●軽油中のケロシン量の測定
■特長
●高度な高精度マイクロプロセッサ技術に基づいて製造されています。 測定データを付属の解析ソフトとミニUSBを使用して、パソコンにダウンロードすることができます。測定データは日時とともにExcel形式とテキスト(.txt)形式で保存できます。操作が簡単で、耐油性のキーボード
(ドイツ製)を備えています。
●ガソリンのオクタン価はリサーチオクタン価 (RON)とモーターオクタン価 (MON)の両方で表示し、あわせてアンチノックインデックス AKI:(RON+MON)/2、ガソリン酸化破壊時間、サンプル温度を表示します。
●軽油ではセタン価にあわせ、軽油中のケロシン量、軽油のタイプと凝固温度、サンプル温度も表示します。
●単三電池4本で100時間作動する小型ハンディタイプの分析計で、作業現場でガソリン及び軽油分析が簡単にできますので、分析時間の大幅な短縮と分析経費の大幅な節約が可能となります。
■用途
製油所、ガソリン給油所、電力会社、自動車会社(開発研究所)、税関、環境管理組織等でのガソリン並びに軽油分析
■仕様
測定項目 |
測定範囲 |
分解能 |
測定最大誤差 |
ガソリンオクタン価 |
40~135(ON) |
0.1(ON) |
±0.5(ON) |
軽油セタン価 |
20~100(CN) |
0.1(CN) |
±1.0(CN) |
ガソリン酸化破壊時間 |
50~2400(Min) |
1(Min) |
1(Min) |
軽油中のケロシン量 |
0~95(%) |
1(%) |
3(%) |
モーターオイル純度レベル |
95~100(%) |
0.01(%) |
0.1(%) |
潤滑オイルの誘電透磁率 |
1~5 |
0.001 |
0.001 |
石油製品の油中水分量 |
0~4(%) |
0.01(%) |
0.01(%) |
該当分析規格 |
オクタン価 |
ASTM D 2699-86、ASTM D 2700-86 |
セタン価 |
ASTM D 4737-03、ASTM D 613、EN ISO 5165 |
ガソリン酸化破壊時間 |
ASTM D 525 |
その他の機能 |
測定データをパソコンへ転送
ガソリン:アンチノックインデックス表示
軽油:軽油タイプと凝固温度表示
サンプル温度表示 |
使用電池 |
1.5 V 単三電池 4個 |
電池寿命 |
約100 時間 |
使用環境 |
温度 |
-10~+40℃ |
湿度 |
30~80% |
サイズ |
本体 |
100 х 210 х 40 mm |
センサー |
60 (直径) x 100 mm(長さ) |
重量 |
約850g (乾電池含む) |
付属品 |
検知器、解析ソフト、ミニUSBケーブル
作動チェック用シュミレーター、電池
操作マニュアル、ケース、検査証明書 |