■特長
●標準仕様
容器の外からレベル管理。液体に触れずに液面レベルをリニア検出!
非金属容器、ゲージ管などの側面にフィルム状の電極を貼り付けるだけで内部の液面レベルをリニア検出することができます。
●耐熱耐薬仕様
高温と薬液のレベル管理に最適。
耐熱温度100℃!耐薬品性能を向上!
標準品の機能はそのままに、電極部の耐熱耐薬品性能を向上させました。ケーブルにFEP、シール部にフッ素ゴムを採用しています。
●微小容量検出仕様
微小容量の変化も逃さずキャッチ。
従来製品の小型化に成功。試験管などに最適なミニサイズ。
科学分析機器用の微小容量レベル検出、ディスペンサーの カートリッジ残量レベル検出などが可能です。
※温度変化など外部の影響がない場合です。
●パイプ型電極仕様(金属タンクでもご使用いただけます。)
液体に浸けるだけでレベル管理
可動部の無い構造なので目詰まりなどによる誤検知の問題を解消します。
廃液などのスラリー液に最適です。
■タイプ
標準仕様 M1511LA-D41P**K
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耐熱耐薬仕様 M1511LA-D41P**-1K
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微小容量検出仕様 M1511LA-D21P51K
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パイプ型電極仕様 M1511LA-D29P150K-3M
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液面レベルセンサー用アンプ
M1511LA-A14K |
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■代表的な液体の比誘電率(参考値)
液体 |
比誘電率 |
液体 |
比誘電率 |
液体 |
比誘電率 |
水 |
81 |
アセトン |
22 |
ベンゼン |
2.3 |
酢 |
37 |
酢酸 |
6.2 |
シリコーン油 |
2.2 |
メチルアルコール |
33 |
シンナー |
3.7 |
ガソリン |
2.0 |
エチルアルコール |
24 |
トルエン |
2.3 |
灯油 |
1.8 |
■出力動作
■液面レベルとアナログ出力
■電極部共通仕様
標準コード長 |
標準、耐熱耐薬仕様 |
2m(外形Φ3.6mm2重シールドコード) |
微小容量検出仕様 |
1m(外形φ2.8ビニル単芯電線+外形φ2.9同軸経由) |
パイプ型電極仕様 |
3m |
使用温度範囲 |
標準、微小容量検出仕様 |
0~40℃※1
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耐熱耐薬仕様 |
0~100℃※1
|
パイプ型電極仕様 |
0~60℃※2
|
使用湿度範囲 |
35~75%RH |
絶縁抵抗 |
リード線一括と電極表面間50MΩ以上(500VDCメガーにて) |
耐電圧 |
リード線一括と電極表面間AC500V(50/60Hz)1分間 |
保護構造 |
IP63
IP68 |
取付方法 |
標準、耐熱耐薬、
微小容量検出仕様 |
付属のインシュロックタイ(4本)にて、巻き付け結束固定。
平面には両面テープなどで貼り付けてください。 |
パイプ型電極仕様 |
取付ナット(SUS304)×2個、平ワッシャ(SUS304)×2個
スプリングワッシャ(SUS304)×1個 |
※1:アナログ出力3Vの±15%以下
※2:温度の影響による出力の変動は特性の「M1511LA-D29P150K-3M検出物による温度の影響」をご参考ください。
■電極部仕様
※3:取付方法によっては24φ~平面まで対応可能です。
※4:取付方法によっては10φ~平面まで対応可能です。
■アンプ部
品番 |
M1511LA-A12K |
M1511LA-A13K |
電源電圧 |
DC12V/DC24V±0.1 |
消費電流 |
60mA以下 |
90mA以下 |
アナログ出力 |
電圧出力:1~5V
出力抵抗:1kΩ以上 |
|
上限警報制御出力 |
- |
- |
上限制御出力 |
Hレベル(可変)以上でON |
下限制御出力 |
Lレベル(可変)以下でON |
下限警報制御出力 |
- |
- |
応差 |
設定レベルの10%以下 |
アナログ出力・応答時間 |
1sec以下 |
出力回路構成 |
NPNトランジスタオープンコレクタ |
表示灯 |
電源投入状態で点灯(緑) |
出力電圧7セグ表示(赤)
ティーチング時に消灯 |
上限制御出力動作時に点灯(赤) |
下限制御出力動作時に点灯(黄) |
温度の影響 |
0~40℃にて
アナログ出力3Vの±15%以下※5
|
0~40℃にて
アナログ出力3Vの±10%以下※5
|
電圧の影響 |
電源電圧DC24V±10%にて
アナログ出力3Vの±5%以下※5
|
電源電圧 DC24V±10%にて
アナログ出力3Vの±5%以下※5
|
絶縁抵抗 |
端子一括とケース間 50MΩ以上(500V DC メガ) |
耐電圧 |
端子一括とケース間 AC500V (50/60Hz) 1分間 |
取付方法 |
35mm DIN レール取付 |
※5:標準電極での参考値です。
品番 |
M1511LA-A14-2K |
M1511LA-A14K |
電源電圧 |
DC12V/DC 24V ±10% |
消費電流 |
90mA以下 |
アナログ出力 |
電圧出力:1~5V
出力抵抗:1KΩ以下 |
電流出力:4~20mA |
上限警報制御出力 |
HHレベル(可変)以上でON |
上限制御出力 |
Hレベル(可変)以上でON |
下限制御出力 |
Lレベル(可変)以下でON |
下限警報制御出力 |
LLレベル(可変)以下でON |
応差 |
設定レベルの10%以下 |
出力回路構成 |
NPNトランジスタオープンコレクタ |
制御出力 応答時間 |
1sec以下 |
表示灯 |
電源投入状態で点灯(赤)
上限制御出力動作時に点灯(赤)
下限制御出力動作時に点灯(黄) |
温度の影響 |
0~40℃にてアナログ出力3Vの±15%以下※6
|
電圧の影響 |
電源電圧 DC24V±10%にて アナログ出力3Vの±5%以下※6
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絶縁抵抗 |
端子一括とケース間50MΩ以上(500V DC メガ) |
耐電圧 |
端子一括とケース間AC500V(50/60Hz)1分間 |
取付方法 |
35mm DINレール取付 |
※3:温度の影響による出力の変動は、特性のCLA-D18P150検出物による温度の影響をご参照ください。
■ご使用方法
●アンプの設定
M1511LA-A12K
M1511LA-A13K
①電源を入れます。電源表示(緑色)が点灯します。
②液面基準レベルの設定
液面レベルが基準レベルにある状態で、GAIN(検出レベル範囲設定ロータリスイッチ)を「0」の位置にして、
ティーチングボタンを約1秒間押します。
電源表示(緑色)が「消灯して再点灯すれば、ティーチング完了です。
このとき、アナログ出力は1V付近になり、液面レベルのバー表示は1メモリの位置で点灯します。
※M1511LA-A13Kについては、ティーチング時に規定容量の場合、7セグ表示はエラー表示(E.1)となります。
③液面検出レベル範囲の設定
液面レベルが検出したい範囲の上限にある状態で、GAINスイッチの「1~5」の位置でアナログ出力が、5V近くになるように粗調整し、FINE(検出レベル範囲設定微調整ボリューム)でアナログ出力が5Vになるように微調整します。
この時、液面レベルのバー表示は10メモリの位置で点灯します。
※GAINスイッチの[0~5]以外は、未使用
④液面検出レベル範囲の設定 上限制御レベルの設定
液面を上限制御レベルの状態で、Hi(上限制御レベル設定ボリューム)を調整して上限制御動作表示(赤色)が点灯する位置に止めます。
調整できる範囲は検出レベル範囲内です。
液面が上限制御レベル以上で上限制御出力(NPNオープンコレクタ)がON状態となります。
⑤液面検出レベル範囲の設定
液面を下限制御レベルの状態で、Lo(下限制御レベル設定ボリューム)を調整して下限制御動作表示(黄色)が点灯する位置に止めます。
調整できる範囲は検出レベル範囲内です。
液面が下限制御レベル以下で下限制御出力(NPNオープンコレクタ)がON状態となります。
●電極の取り付け
検出電極面を内側にして、液体容器やゲージ管に巻きつけてご使用下さい。
φ30mm前後の管であれば、付属のインシュロックタイを用いて固定します。
その際、電極の上下限の範囲内で、制御したい液面のレベルに合わせて設置して下さい。
※センサ用電源と負荷用の電源は共通にして使用できます。
※GNDを接地されるとセンサ用電源のOV及び制御出力用電源のOVも接地されますので、ご注意下さい。センサの機能としては問題ありません。