●大気の空気質変化を連続測定、アラーム機能も装備
●PM2.5、PM1.0、PM10を正確に、メンテナンスフリー検知
●スマート、コンパクト、低消費電力、多用途
●デルタオーム製ロガーとの組合せでクラウド上のデータ活用可能
●設定可能な測定インターバルがセンサ寿命延長
●高いコストパフォーマンスと信頼性
過去数十年にわたって、有害な空気の排出による汚染を制限するために世界中で数えきれないほどの測定が行われています。
一般的には、ほとんどの国で施行されている新しい規制によって、産業、エネルギー、輸送分野からの有害物質の排出の制限が認められると言えます。
近年、大気中に含まれる固体や液体の混合物である微小粒子状物質(PM)が人の健康に問題を引き起こすことが明らかになっており、特に10μm(PM10)未満の粒子状物質は人の健康にとって危険です。
PMの正確な成分は場所によって変化します。
PMは化学的な特性をもつ混合物です。
PMは必ずしも直接的にコントロールできない物質で、あるものは自然界に発生源をもちます。
コントロールできるPMの主な発生源は産業活動、燃焼式エンジン、エネルギー生産に伴う化石燃料の燃焼、道路交通などです。
主なアプリケーションは大気中の微小粒子モニタリング、屋内外施設の環境モニタリング、スマートシティなどです。
AWS(自動気象ステーション)の製造者であるデルタオーム社には多くの、特に産業地域とそこに隣接する住居地域のユーザーから、AWSとの組合せが可能なPM測定器に対する要望が寄せられていました。
デルタオーム社が開発したトランスミッタPMsenseは、シンプルに手早く、特別なスタートアップの手間なく、AWSへの組込みが行えるよう設計されています。
PMsenseはデルタオーム社製データロガーHD33シリーズやModbus-RTU通信が可能な他のシステムと組合せて、スタンドアローントランスミッタとしても使用できます。
デルタオーム社製のAWSと組合せた場合には、大気中の微小粒子が危険なレベルに近づいたときに早期警告を発することも可能です。
グラフは一週間の測定値の表示例を示しています。
デルタオーム社のテスト敷地内に設置されたセンサが、気象ステーションとModbus-RTUで通信します。
これによって得られた測定データはHTTPで“デルタオーム・クラウド”のプラットホームへ送信されます。
グラフ線の色の違いが、PM1.0、PM2.5およびPM10の素早く簡単な識別を可能にしています。
■テクニカルデータ
微粒子計 |
測定原理 |
レーザー光散乱方式 |
測定対象微小粒子 |
PM1.0、PM2.5およびPM10 |
測定範囲 |
0~1000μg/m3(各微小子に対して) |
測定微小粒子サイズ |
φ0.3~10μm |
直線性誤差 |
<5% |
再現性 |
<3% |
ウォームアップ時間 |
約15秒 |
センサ動作モード
※デフォルト非連続 |
非連続:5分インターバル、センサ寿命=約5年
連続:1秒インターバル、センサ寿命=約10,000時間 |
温度ドリフト |
<0.01μg/m3/℃ |
CO(オプション) |
測定原理 |
二波長NDIR |
測定範囲 |
0~5,000ppm |
精度 |
±(50ppm+測定値の3%)、25℃、1013hPaにて |
応答時間 |
<120秒(空気流速=2m/sにて) |
長期安定性 |
測定値の5%/5年 |
温度ドリフト |
1ppm/℃ |
一般仕様 |
出力 |
RS485 Modbus-RTUまたはASCIIプロプリエタリプロトコル |
供給電源 |
DC7~30V |
消費電力
(DC24Vにて) |
非連続(デフォルト):測定中25mA、接待中4mA
連続:25mA |
接続方法 |
8極M12丸型コネクタ |
動作条件 |
-20~+70℃、500~1500hPa |
ハウジング材質 |
ポリカーボネート |
保護等級 |
IP53、エアフィルタ付きセンサ入力部、防雨型、耐UV |
外形寸法 |
120×94×71mm(M12コネクタを除く) |
重量 |
約330g |
MC8PM-1A |
微小粒子計測PM2.5トランスミッター(RS485/アナログ4~20mA出力) |
MC8PM-1M |
微小粒子計測PM2.5トランスミッター(RS485出力) |
MC8PM-1V |
微小粒子計測PM2.5トランスミッター(RS485/アナログ0~10V出力) |
■ケーブル
品番 |
品名 |
MC8PM12-8PM2S |
8極M12プラグ付ケーブル2m |
MC8PM12-8PM5S |
8極M12プラグ付ケーブル5m |
MC8PM12-8PM10S |
8極M12プラグ付ケーブル5m |