■製品概要
●パソコンへ接続した親機から中継器および子機を制御します。
●子機は温度タイプ・温湿度タイプの2種類、各子機専用のセンサは2種類(一体型・分離型)です。
用途に応じて選択してください。
●中継器は親機と子機が障害物の影響などで無線が届かない場合に設置すると、通信距離や通信状態を改善します。
●ロガー機能で子機(温度タイプ・温湿度タイプ)に測定データを記憶します。
●親機に標準付属の解析ソフトウェアを使用することで、離れた場所から子機の設定や測定データのモニタリング、子機で記憶した測定データの収集が可能です。
●解析ソフトウェアで収集したデータは、用途に応じた様々な解析ができます。
●子機は専用センサとセットでトレーサビリティ校正、JCSS校正が可能です。
※注意
本器は電波法に基づく技術基準適合証明(工事設計認証)を受けた無線機を内蔵しています。
本器を分解、改造することは法律で禁じられています。
また、本器は日本国外の電波法には準じておりません。日本国内でのみご使用ください。
(This product is designed for only use in Japan.)
■特長・機能
●無線到達距離
遮蔽物のない見通しの良い屋外直線で約400mです。(屋内の場合、約100m)
障害物の影響で無線が届かない場合は、中継器を設置することで通信距離・状態の改善が可能です。
※無線到達距離は、無線環境で異なります
接続例:1
接続例2:
●最大60台のネットワーク通信
親機1台に対し、中継器・子機合わせて最大60台を同時接続できます。施設・工場内など、広域な測定場所をカバーします。
※中継器、子機の制御には、解析ソフトウェアをインストールしたパソコンと親機が必要です。
最小のネットワークはパソコン、親機1台、子機1台となります。
中継器は親機と兼用ですが、中継器をご使用の場合は親機とは別に設置が必要です。
※中継器を使用した接続は、最大3段まで可能です。
●データロガー機能
子機(温度タイプ・温湿度タイプ)はロガー機能で測定データを本体へ記憶します。
・記憶データ数
子機に最大16000ヶの測定データを記憶できます。
(温度2チャンネル、または温湿度タイプの場合、各チャンネル16000ヶの測定データを記憶します。)
・記憶間隔
1秒~60分(13通り)から選択できます。
・記憶方式
ワンタイム・エンドレスの2種類から選択できます。
ワンタイムの場合、記憶データが16000ヶに達すると、自動で記憶を終了します。
エンドレスの場合、記憶データが16000ヶに達すると、先頭の記憶データを上書きして記憶を継続します。
・記憶データの保持
子機の電池が切れても、記憶した測定データは内部メモリに保持します。
電池交換時や電池切れなどの場合も、記憶データが無くなることはありません。
・microSDメモリカードへのコピー
子機に記憶した測定データは、microSDメモリカードにコピーも可能です。(microSDメモリカードは別売り)
microSDメモリカードにコピーした記憶データは、解析ソフトウェアで読み込むことができます。
・無線通信で記憶データを収集
離れた場所から子機の記憶データを収集することが可能なため、設置場所へ移動する必要がありません。
設定した時間に自動で記憶データを収集することもできます。
・キーロック機能
誤操作で記憶が停止することを防止するため、子機はキーロックが可能です。
●リアルタイム監視
無線通信で離れた場所から子機の測定データをリアルタイムで監視することが可能です。
・監視データ
接続済みの中継器、子機の測定値、警報値、電池残量、機器情報などが監視可能です。
・警報機能(接点出力)
子機に設定した上限値、または下限値を超えた場合、親機の警報出力端子から警報出力が可能です。
警報ライトやブザーを使用して、警報の監視ができます。
(親機と中継器は兼用ですが、中継器に設定した場合、警報出力は作動しません。親機のみの機能です。)
・警報機能(メール送信)
設定した条件(上限値、または下限値を超えた場合/電池残量警告 など)が起こった場合、事前に登録したメールアドレスに警報メールを送信します。
メールアドレスは4件まで登録ができ、警報時は全登録先へ一斉に警報メールを送信します。
●防塵・防水機能
温度タイプの子機はJIS C 0920「IP65」に準拠した防塵・防水構造です。
(無線温度ロガー用分離センサ接続時)
■解析ソフトウェア
親機に標準付属の解析ソフトウェアを使用して、子機の設定や測定データのモニタリング、子機で記憶した測定データの収集、データ解析が可能です。
■設置イメージ
■親機(中継器)特長
●各機器の制御
ネットワーク通信を行う場合、パソコンへ接続した親機から中継器および子機を制御します。
※最小のネットワークはパソコン、親機1台、子機1台となります。
●中継器兼用
障害物の影響で無線が届かない場合は、中継器を設置することで通信距離・状態の改善が可能です。
親機は中継器兼用です。電池BOX内のスイッチで、親機←→中継器の切り替えができます。
※中継器は親機と兼用ですが、中継器をご使用の場合は親機とは別に設置が必要です。
●警報出力機能
親機は2つの警報出力(アラーム1、アラーム2)機能付きです。
警報出力は通常開放となり、警報作動時に接点が短絡します。
警報ブザーやランプに接続して、警報時の監視に使用できます。
※親機と中継器は兼用ですが、中継器に設定した場合、警報出力は作動しません。親機のみの機能です。
●電源
USBバスパワー・電池・ACアダプタ(別売り)のいずれかで使用可能です。
商品名 | 無線温度湿度ロガー親機(中継器) |
型式 | MC15K-L700RS |
表示 | LED |
無線規格 | ARIB STD-T108準拠 920MHz帯/通信チャンネル数14ch/出力約20mW |
通信距離 | 屋外見通し約400m/屋内見通し約100m ※通信距離は使用環境により異なります |
通信 | USB |
接点容量 | 無電圧接点 2接点 最大定格 AC/DC240V 80mA ※親機として使用時 |
使用環境 | 0~50℃ 85%rh以下 ※結露無きこと |
電源 | USBバスパワー または単3形アルカリ電池 2本、 ACアダプタ |
電池寿命 | 中継器モードで約6ヶ月 ※中継器に子機1台接続、リアルタイム間隔10分の場合 |
寸法 | 約(W)114×(H)80×(D)35mm(アンテナ、突起部含まず) |
質量 | 約230g(電池含む) |
付属品 | 単3形アルカリ電池 2本、通信ケーブル 1本、解析ソフトウェア(CD-ROM) 1枚、 取扱説明書 |
オプション | 一次側入力電圧:AC100V 50/60Hz 二次側出力電圧:DC5V 1A ロガーへの接続形状:USB(mini-B) |
■子機特長
●ロガー機能
最大16000ヶの測定データを記憶できます。
(温度2チャンネル、または温湿度タイプの場合、各チャンネル16000ヶの測定データを記憶します。)
●親機(中継器)と無線通信
無線通信を使用して、配線不要で各種設定。記憶したデータの回収が可能です。
microSDメモリカードにコピーした記憶データは、解析ソフトウェアで読み込むことができます。
●microSDメモリカード
記憶した測定データは、microSDメモリカード(別売り)にコピーも可能です。
●記憶データの保持
電池が切れても、記憶した測定データは内部メモリに保持します。
電池交換時や電池切れなどの場合も、記憶データが無くなることはありません。
●キーロック機能
誤操作で記憶が停止することを防止するため、子機はキーロックが可能です。
●電源
電池・ACアダプタ(別売り)のどちらでも使用可能です。
<温度タイプ>
一体センサ、分離センサが最大2本同時接続可能です。(各センサは別売り)
また、JIS C 0920「IP65」に準拠した防塵・防水構造です。(無線温度ロガー用分離センサ接続時)
<温湿度タイプ>
一体センサ、分離センサを接続できます。(各センサは別売り)
表示部に温度、湿度の測定値を同時に表示します。
■仕様
製品名 | 無線温度ロガー子機 | 無線温湿度ロガー子機 |
品番 | MC15K-L700RS-TS | MC15K-L700RS-THS |
---|
測定範囲 | 接続するセンサにより測定範囲は異なります |
分解能 | 0.1℃ | 0.1℃/0.1%rh |
表示精度 | 温度 | at 0~40℃ : ±(0.1℃+1digit)℃ 上記以外温度 : ±(0.2℃+1digit)℃ |
湿度 | - | at 0~40℃ : ±(0.1℃+1digit)%rh 上記以外湿度 : ±(0.2℃+1digit)%rh |
表示サンプリング | 約1秒 |
表示機能 | 温度/湿度警報(ALM)、記憶方式(→/∞)、記憶中の表示(REC)、 記憶量(バー)、受信強度(アンテナマーク)、microSDメモリ(SD)、 ローバッテリーマーク、各エラーメッセージ、各設定時における設定値表示 |
計測チャンネル数 | 温度2チャンネル | 温度、湿度各1チャンネル |
記憶容量 | 各チャンネル 16000データ |
記憶間隔 | 1秒・2秒・5秒・10秒・15秒・30秒・1分・2分・5分・10分・15分・30分・60分の13通り |
外部メモリ | microSD / SDHC 32GB まで |
無線規格 | ARIB STD-T108準拠 920MHz帯/出力約20mW |
通信距離 | 屋外見通し約400m/屋内見通し約100m |
| ※通信距離は使用環境により異なります |
使用環境 | -10~60℃ 85%rh以下 (結露無きこと) |
防塵・防水性※ | JIS C 0920 IP65準拠 | --- |
電源 | 単3形アルカリ電池 2本 またはACアダプタ |
電池寿命 | 約10ヶ月 ※LCD OFF設定、記憶間隔10分、無線通信環境良好のとき |
寸法 | 約(W)114×(H)80×(D)35mm (アンテナ、突起部含まず) |
質量 | 約245g (電池含む) | 約240g ※電池含む |
付属品 | 単3形アルカリ電池 2本、取扱説明書 |
オプション | 温度一体センサ MC15K-L700RS-T-1S 温度分離センサ MC15K-L700RS-T-2S 専用ACアダプタ※
※専用ACアダプタ仕様 | | 一次側入力電圧 | : | AC100V 50/60Hz | | 二次側出力電圧 | : | DC5V 1A | | ロガーへの接続形状 | : | USB(mini-B) |
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※:ACアダプタ未接続時(電池にて使用時)、CH1、CH2共にセンサ接続時(またはセンサキャップ取付時)
■オプション
●センサ
温度用 | MC15K-L700RS-T-1S | MC15K-L700RS-T-2S |
|
●IP65の防塵・防水仕様 ●ケーブルは標準1.6mですが、10mまで延長可能 |
温湿度用 | MC15K-L700RS-TH-1S | MC15K-L700RS-TH-2S |
●粉塵などからセンサを保護する センサフィルタを標準付属 |
●粉塵などからセンサを保護する センサフィルタを標準付属 ●ケーブルは標準1.6mですが、10mまで延長可能 |
センサ種類 | 温度用 |
商品名 | 無線温度ロガー用一体型センサ | 無線温度ロガー用分離センサ |
品番 | MC15K-L700RS-T-1S | MC15K-L700RS-T-2S |
温度センサ | サーミスタ |
湿度センサ | --- |
温度測定範囲 | -10~60℃ | -40~80℃ |
湿度測定範囲 | --- |
温度精度 | ±0.5℃ |
湿度精度 | --- |
寸法 | センサ部 | 約φ11×(H)60mm | 約φ3.3×(L)12mm |
コネクタ部 | 約φ9×(L)30mm | 約φ12×(L)40mm |
コード | --- | 約1.6m |
質量 | 約9g | 約23g |
材質 | センサ部 | PC | SUS304 |
コネクタ部 | PVC |
コード | --- | PVC |
防塵・防水性 | --- | JIS C 0920 IP65準拠 ※子機接続時 |
付属品 | 試験成績書、取扱説明書 |
センサ種類 | 温湿度用 |
商品名 | 無線温湿度ロガー用一体型センサ | 無線温湿度ロガー用分離センサ |
品番 | MC15K-L700RS-TH-1S | MC15K-L700RS-TH-2S |
温度センサ | サーミスタ |
湿度センサ | 静電容量式湿度センサ |
温度測定範囲 | -10~60℃ | -20~80℃ |
湿度測定範囲 | 5~95%rh |
温度精度 | ±0.5℃ |
寸法 | センサ部 | 約φ11×(H)60mm | 約φ11×(H)34mm |
コネクタ部 | 約φ9×(L)30mm | 約φ12×(L)40mm |
コード | --- | 約1.6m |
質量 | 約9g | 約35g |
材質 | センサ部 | PC | SUS304 |
コネクタ部 | PVC |
コード | --- | PVC |
防塵・防水性 | --- | --- |
付属品 | センサフィルタ 1枚、試験成績書、取扱説明書 |
オプション | センサフィルタ(4枚入)、センサフィルタ(20枚入) |
■相対湿度測定範囲および精度
MC15K-L700RS-TH-1S | MC15K-L700RS-TH-2S |
| |
■解析ソフトウェア
■仕様
品番 | MC15K-L700RS-SOFTS |
商品名 | MC15K-L700RS用解析ソフトウェア |
動作OS | Windows10(64bit/32bit日本語版) Windows8.1(64bit/32bit日本語版) Windows8(64bit/32bit日本語版) Windows7(64bit/32bit日本語版) ※最新のサービスパックをインストールしていること |
メモリ | 4GB以上(32bit)、8GB以上(64bit) |
ハードディスク | 4GB以上の空き容量 |
その他 | USBポート、CD-ROMドライブを有すること ※メール通報機能を利用する場合はインターネット 接続環境およびメールアドレスが必要 |