●マイナス80℃まで測定できる超低温環境に適したデータロガー。
●医薬・検体・ワクチン・食品業界の冷蔵庫・冷凍庫・保冷ボックスなどの管理に最適です。
●温度管理値をオーバーするとマイナス80℃の環境下で液晶横のLEDが点灯し逸脱が直ぐに分かります。(※専用ソフトウェアでの点灯設定が必要)
●温度データを確実に「記録」し、見たい知りたいデータを簡単に自動レポート化。
●海外へ輸送する際も各種証明書を取得済なので手続きが不要です。
●お客様の用途に合わせパソコン、スマートフォン、タブレット端末でデータの閲覧が可能です。
■特長
●試薬、ワクチン、医療細胞の一時的保管やドライアイス輸送で継続温度管理を実現します。
●パスワードによる使用者制限ができます。
●測定孔の無いフリーザーでの温度管理、証明に最適です。
●記憶容量は16000データです。10分間隔で約100日間の温度測定が行えます。
●国際標準規格のNFC通信規格なので、電源を切らずに航空機への搭載が可能です。
●お客様での電池交換ができます。
■データ読込にはオプションの「M237PSRV-S380SF」が必要です。
M237PSRV-S380SFは非接触接続で近接通信。データが確実に取得できます。
セキュリティが厳しい環境にもおすすめ。
使いやすい簡単操作とお求めやすい価格で業務負荷を軽減。
NFCは、かざすだけでデータの高速送受信を行える国際標準の無線通信規格です。
住民基本台帳カードやIC自動車運転免許証、交通系ICカード、e-Tax、マイナンバーカード、電子マネー決済にもNFCの技術が用いられています。
■ロガー設定画面
■仕様
測定対象 |
温度 |
チャンネル数 |
1ch |
測定範囲 |
-80℃~80℃ |
測定精度 |
±0.3℃(-10℃~50℃)
±0.5℃(-80℃~-10℃/50℃~80℃) |
測定表示分解能 |
温度/0.1℃ |
センサー |
温度/白金 |
記録間隔 |
1~255分間隔 |
記録容量 |
16,000件 |
記録モード |
ワンタイムモード(記録容量がいっぱいになると記録を停止)
ロールオーバー(記録容量がいっぱいになると古いデータを上書きし記録を継続) |
液晶表示 |
測定値、動作表示、電池寿命警告、単位、
警告表示(温度管理値オーバーがLED点灯で確認できます) |
電源 |
リチウム電池×1個※
|
電池寿命 |
約100日
(ご利用条件により電池寿命は異なります) |
データ保護機能 |
電源が切れても新しい測定条件を設定しないかぎり測定データを保持できる |
インターフェイス |
NFC通信
(M237PSRV-S380SF) |
防水機能 |
IP67
(水深1mの水中に30分間つけてもクリアー) |
本体寸法(mm) |
H34mm×W90mm×D15mm |
本体質量(g) |
約50g(リチウム電池1個) |
本体動作環境 |
-80~80℃ |
付属品 |
リチウム電池×1個、取扱説明書(保証書)1部、電池交換用ドライバー1本 |
※電池は専用に加工しているので、メーカーのみで取り扱いしています。
※ソフトウェアは、商品購入後メーカーホームページからダウンロードの申し込みをしてください。
■オプション
M237RV-2450WL |
M237PSRV-S380SF |
M237TV-150S |
|
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品番 |
品名 |
M237MV-700S |
通信アダプタ |
M237RV-2450WL |
交換用電池 |
M237PSRV-S380SF |
NFC通信リーダー(PaSoRi) |
M237TV-150S |
固定用アダプタ |
<注意事項>
■操作方法
1. フリーザーからデータロガーを取り出します。(マイナス環境で液晶は消えますが確実にロギングされているので問題ありません。この時点で液晶は消えていますが、しばらく経つと表示されます)
2. 常温環境に約2分置いてデータロガーの液晶がはっきりと表示された後、データロガーを読み取りリーダーに置くと測定データがPCに反映されます。
3. 「保存する」をクリックし、測定データを保存します。
4. 「設定する」をクリックし、開始日時を設定します。(この時点で赤色LEDが点灯していても、新しい測定条件設定で赤色LEDは消灯します【M237TV-266FEXのみ】)
5. 赤色LEDの消灯(【M237TV-266FEXのみ】)とデータロガーの液晶で記録開始のREC?マークの点灯を確認し、データロガーをフリーザーに戻します。
※ソフトウェアやドライバーのダウンロード&インストール方法についてはスタートガイドやマニュアルをご確認ください。
■操作にあたっての注意点
●赤色LEDを点灯したままのご使用はお控えください。
赤色LEDは設定した温度の上限下限を逸脱したことを教えてくれるものです。常時、点灯させていると電池寿命が急速になくなりますのでご注意ください。
●データロガーをフリーザーに戻すときには、必ず測定データを保存後、開始日時の再設定を行ってください。「M237TV-266FEX」はそのままフリーザーに戻すと赤色LEDが点灯する可能性がございます。
データロガーは設定した測定周期で測定していますので、例えば「5分間隔」で設定した場合、フリーザーからデータロガーを取り出し常温環境ではっきりとした液晶の表示を確認し、読み取りリーダーに置いて、測定データを確認している間が5分以内でも、戻した瞬間に上限下限内の温度でなければ赤色LEDが点灯したまま測定され、急速に電池がなくなる可能性があります。
●測定データを保存する前に、測定条件設定を行うと測定データが全て消去されますのでご注意ください。
●「M237TV-266FEX」の赤色LEDは電池が少なくなったのをお知らせする機能ではございません。設定した温度の上限下限を逸脱すると点灯します。
●液晶表示が消えている場合は、気付かない間に表示切替スイッチを押した可能性があります。「こちら」を参考にしてください。
●液晶表示がおかしくなった場合(88.8/REC・BAT・ALM・赤色LED全点灯)は、ロガーを常温環境に戻して電池を外し5分程度、空の状態で放電させます。
その後、電池を入れて読み取りリーダーに置き、測定データを保存した後(必要であれば)、新しい開始日時を設定してください。