プレス成型品プレインベアをユニット化した製品です。
自由な組み合わせにより、重量物の搬送、収納の省力化に役立ちます。
M2234UFHを使用したゴミ排出ユニットを基本ラインナップとして、軽量用ユニットに補強パーツを取付けて耐荷重性を向上させた中量用ユニットや、M2234UFHを使用した重荷重用ゴミ排出ワンタッチユニットも標準化しました。
従来のボールトランスファ は、内部に入り込んだゴミ等により回転不良を起こしやすいのが欠点でした。
「プレインベア」はメインボール直下にあるサポートボールでは荷重を受けない特徴的な構造により、ゴミの溜まりやすい本体最下点に多数のゴミ排出穴をあけることができ、内部に入り込んだゴミや水などを走行時に排出します。(下向き仕様
はゴミ排出スリットから排出されます)
プレインベア(PV20B)にかかる荷重と高さ(h)の変位(たわみ量)の関係
※愛知県産業技術研究所による測定
■プレインベア(PV20B)にかかる荷重と球面によるメインボール・サポートボールの接触圧力
(計算値による)
荷重 |
20kgf |
80kgf |
100kgf |
オリジナル球面 |
2,540MPa |
4,040MPa |
4,350MPa |
■荷重表記について
●動定格荷重/静定格荷重
プレインベア切削品(樹脂製は除く)での荷重表記となります。
動定格荷重とは、連続走行が可能となる積載荷重です。
一般的なワークの搬送などでご使用される場合は、“動定格荷重”表記 が目安となります。
静定格荷重とは、プレインベアと接点を持つワークを動かす際に、その始動抵抗係数が3/100以下となることが可能な積載荷重です。
プレインベアをワークの位置決めなどにご使用される場合は、“静定格荷重”表記が目安となります
●推奨使用荷重
プレインベア樹脂タイプ、プレス成型品での荷重表記となります。
推奨使用荷重とは、球面形状や材質などの違いにより左記表記 (動定格荷重、静定格荷重)にあてはまらない製品で、ワークを動かす際に、その始動抵抗係数が3/100以下となることが可能
な積載荷重です。
ワークの位置決め、搬送に関係なく“推奨使用荷重”表記が目安となります。
■寸法図
■仕様 [ゴミ排出穴付プレインベア使用]
品番 |
M2234UFH-06A |
M2234UFH-09A |
M2234UFH-12A |
M2234UFH-18A |
使用方向 |
上向き |
本体寸法 (mm) |
L |
600 |
900 |
1,200 |
1,800 |
P |
P100×5=500 |
P100×8=800 |
P100×11=1,100 |
P100×17=1,700 |
P1 |
50 |
50 |
50 |
50 |
取付穴 (mm) |
K |
P200×2=400 |
P200×4=800 |
P200×5=1,000 |
P200×8=1,600 |
K1 |
100 |
50 |
100 |
100 |
質量 |
3.7kg |
5.6kg |
7.4kg |
11.1kg |
使用プレインベア |
6個 |
9個 |
12個 |
18個 |
M2234UFH…動定格荷重:1,176N(120kgf)/静定格荷重:1,960N(200kgf)
※使用本数に関わらず搬送物最大積載重量:1,000kg