測定作業の効率化、最高レベルの器差・繰返し性、高いユーザビリティを実現。
業界最高レベルの機能・性能を実現した分光測色計です。
CM-26dGは色と光沢が同時に測定できる最上位モデル、CM-26dは優れた性能を有した色彩測定専用モデルです。また、コストパフォーマンスに優れたCM-25dを加えました。
■特長
●色と光沢の測定が同時にできる Two in One。(CM-26dGのみ)
CM-26dGは同じ場所の色と光沢の同時測定が可能なTwo inOneの分光測色計です。色と光沢の測定を1台でできますので、測色計と光沢計をそれぞれ用意して交代で測定する必要がなく、大量のサンプル測定でも、作業の効率化を実現します。
●圧倒的な測定スピードを実現。
CM-26dGシリーズは、色彩測定で測定時間約0.7秒※と従来機の約半分です。色+光沢同時でも約1秒※と短時間の測定が可能です。また、測定可能間隔も従来から短縮されており、測定作業の生産性を向上することができます。
※SCIまたSCEで測定したとき
●ポータブル測色計最高レベルの器差と繰返し性。
サプライチェーンのグローバル化に伴って多拠点でのデータ共有のニーズが高まり、測定器起因の誤差を小さくすることが求められてきています。CM-26dG/26dKは最新の技術により、測色計としての器差・繰返し性が、ポータブル機器として業界最高レベルの仕様※を実現。特に低反射率のサンプル(例:ピアノブラック仕上げなど)では安定した測定値を得ることができます。
また、光沢計としても低光沢での器差・繰返し性において業界最高レベルの仕様※を実現しています。
CM-26dG/26dKは測定器起因の誤差を最小にすることで、工場間や取引先とのデジタルカラーデータマネジメントを可能にし、品質管理の効率化に貢献します。
※詳細は「主な仕様」にてご確認いただけます。
●操作性とハンドリングを追及したデザイン。
1かんたん位置合わせ
LED 照明で測定ポイントを明るく照射する、ビューファインダー機能を搭載しているので、位置合わせがかんたんです。また、測定箇所がわかりやすい、ポインター機能(CM-26dGのみ)も搭載。サンプルの形状に合わせてオプションのステイプル型ターゲットマスクCM-A268も活用頂けます。
2持ちやすい小型・軽量の流線形ボディ
先端部に傾斜と丸味をもたせ、測定しにくい所にも届きやすい流線形なボディーの為、従来ではアプローチできなかった箇所も測定できます。また、両サイドに測定ボタンを設置しているので、測定する場所や利き手に関わらず測定が可能、かつ小型で軽量のため持ちやすくなっています。
3測定サンプルにやさしい
ターゲットマスクが樹脂製のため、測定サンプルを傷つけにくい仕様になっています。
●高いユーザビリティと充実の機能。
<ジョブ機能 >
SpectraMagic NX(Ver2.9以降)(別売)を使用することで、ジョブ機能を使用できます。お客様のワークフローに合わせて作成し、本体に登録されたジョブを呼び出すことで、ルーチン化された作業を効率的に行うことができます。
<Bluetooth? によるワイヤレス通信 >
Bluetooth?接続により、データをワイヤレスでパソコン等に転送することが可能です。
■幅広い分野でご利用いただけます。
シート、 スマートフォン、 布、塗料 、カラーペーパー、 ダッシュボード など
■シリーズ機種別比較(仕様表より抜粋)
●基準色自動選択機能
本機能を設定しておくことにより、サンプル測定後にあらかじめ登録された基準色の中から比較する
べき最適な基準色候補が自動的に表示されます。これにより、適切な基準色を簡単に決定することが
可能です。自動車業界等での検査工程内において、さまざまな色をランダムに測定する場合でも、測定前に
基準色を設定しなおすことなく、測定後により簡単に基準色を決定することができ、検査時間を短縮
することが可能です。
●蛍光増白剤の有無や簡易検査表示がより簡単に(CM-26dG/CM-26dのみに搭載)
蛍光増白剤の有無、簡易検査のためUV0%とUV100%を同時測定し、同一画面に結果表示可能
になりました。UV100%とUV0%の反射率などのデータを比較評価することにより、ベース
素材の特性や蛍光増白材の効果を確認可能です。
■寸法図(単位:mm)
■仕様
品番 |
CM-26dG |
CM-26d |
CM-25d |
色彩 |
照明・受光光学系 |
di:8°、de:8°(拡散照明・8° 方向受光)SCI(正反射光含む)/SCE(正反射光除去)の切替機構付き DIN5033 Teil7、JIS
Z 8722 条件 c、ISO7724/1、CIE No.15
(2004)、ASTM E 1164(SCI)に準拠 |
積分球 |
φ 54 mm |
受光素子 |
デュアル 40 素子シリコンフォトダイオードアレイ |
デュアル 32 素子シリコンフォトダイオードアレイ |
分光手段 |
平面回折格子 |
測定波長範囲 |
360 ~ 740 nm |
400 ~ 700 nm |
測定波長間隔 |
10 nm |
半値幅 |
約 10 nm |
反射率測定範囲 |
0 ~ 175%、表示分解能:0.01% |
測定用光源 |
パルスキセノンランプ ×2 個 |
パルスキセノンランプ ×1 個
(UV カットフィルター付き) |
照明径 |
12×12.5 mm(円+楕円) |
MAV:φ 12 mm
SAV:φ 6 mm |
MAV:φ 12 mm |
測定径 |
MAV:φ 8 mm
SAV:φ 3 mm |
MAV:φ 8 mm |
繰り返し性 |
色彩値:標準偏差Δ E*ab0.02 以内
(白色校正後、白色校正板を 5 秒間隔で 30 回測定したとき、メーカー測定条件による) |
色彩値:標準偏差Δ E*ab0.04 以内
(白色校正後、白色校正板を 5 秒間隔で 30 回測定したとき、メーカー測定条件による) |
器差 |
BCRA シリーズⅡタイル 12 色の平均値Δ E*ab0.12 以内
(MAV-SCI、コニカミノルタマスターボディ基準、メーカー測定条件による) |
BCRA シリーズⅡタイル 12 色の平均値Δ E*ab0.2以内
(SCI、コニカミノルタマスターボディ基準、メーカー測定条件による) |
UV 条件設定 |
100% / 0% / 100%+0% / 演算による UV 量の調整(機械的調整なし)※ 1 < UV400 nm カットフィルター付き>
|
調整機能なし(UV0%) |
観察条件 |
2° 視野、10° 視野 |
観察光源 |
A、C、D50、D65、F2、F6、F7、F8、F10、F11、F12、ID50、ID65、ユーザー設定光源※ 2(2 種類の光源での同時評価可能) |
表示項目 |
色彩値、色差値、色彩値グラフ、色差グラフ、分光グラフ、OK / NG 判定、擬似カラー |
表色系・色空間 |
L*a*b*/L*C*h/ ハンター Lab/Yxy/ マンセル(C)/XYZ および各色差(マンセルは除く) |
表色値 |
MI、WI(ASTM E313-73)、YI(ASTM E313-73、ASTM D1925)、
ISO Brightness(ISO 2470)、Tristimulus Strength、Opacity、
Grey Scale(ISO 105-A05)、K/S 濃度(差分比較式(Δ E*ab)、
最大吸収波長式、全波長式)、汚染度 (ISO 105-A04)、ユーザーインデックス※ 2 |
WI/Tint(CIE/Ganz) |
WI/Tint(CIE/Ganz)
8° グロス値 |
WI/Tint(CIE)
8° グロス値 |
色差式 |
Δ E*ab(CIE1976)/ Δ E*94(CIE1994)/ Δ E00(CIEDE2000)/CMC(l:c)/ ハンターΔ E/DIN99o/FMC-2 |
光沢 |
測定角度 |
60° |
- |
測定用光源 |
白色 LED |
- |
受光素子 |
シリコンフォトダイオード |
- |
カラー感度 |
CIE-C 光源と分光視感効率 V(λ)の組合せへの調整 |
- |
光沢測定範囲 |
0 ~ 200GU 表示分解能:0.01GU |
- |
測定径 |
MAV:10×7 mm(楕円)SAV:φ 3 mm |
- |
繰り返し性 |
標準偏差
0 ~ 10GU :0.1GU 以内
10 ~ 100GU :0.2GU 以内
100 ~ 200GU :指示値の 0.2% 以内
(5 秒間隔で 30 回測定したとき、メーカー測定条件による) |
- |
器差 |
0 ~ 10GU :±0.2GU 以内
10 ~ 100GU :±0.5GU 以内
(MAV、コニカミノルタマスター基準、メーカー測定条件による) |
- |
対応規格 |
JIS Z 8741(MAV)、JIS K 5600、ISO 2813、ISO 7668(MAV)、ASTM D523-08、ASTM D2457-13、DIN
67530 |
- |
測定時間 |
約1秒
(SCI +光沢または SCE+ 光沢で測定したとき、測定ボタンを押してから測定が完了するまでの時間) |
約 0.7 秒
(SCI または SCE で測定したとき、測定ボタンを押してから測定が完了するまでの時間) |
最短測定可能間隔 |
約 2 秒
(SCI +光沢または SCE+ 光沢で測定したとき) |
約 1.5 秒
(SCI または SCE で測定したとき) |
格納データ数 |
基準色:1,000 データ + 測定値:5,100 データ |
測定可能回数 |
約 3,000 回
(専用リチウムイオン電池フル充電、SCI+光沢または SCE +光沢、23℃にて 10 秒間隔で連続測定したとき)
Bluetooth 使用時は約 1,000 回 |
約 3,000 回
(専用リチウムイオン電池フル充電、SCI または SCE、23℃にて 10 秒間隔で連続測定したとき)
Bluetooth 使用時は約 1,000 回 |
ファインダー機能 |
あり (白色 LED 照明付き) |
表示部 |
2.7 型 TFT カラー液晶 表示上下反転機能付き |
表示言語 |
日本語 / 英語 / ドイツ語 / フランス語 / イタリア語 / スペイン語 / 中国語(簡体字)/ ポルトガル語 / ロシア語 / トルコ語
/ ポーランド語 |
インターフェース |
USB2.0、 Bluetooth(SSP 対応) ※別売の Bluetooth モジュールが必要 |
電源 |
リチウムイオン電池(着脱式)
USB バスパワー(リチウムイオン電池装着のこと)
専用 AC アダプター(リチウムイオン電池装着のこと) |
充電時間 |
約 6 時間 |
使用温湿度範囲 |
温度:5 ~ 40℃
相対湿度:80% 以下(35℃のとき)
結露しないこと |
保管温湿度範囲 |
温度:0 ~ 45℃
相対湿度:80% 以下(35℃のとき)
結露しないこと |
大きさ |
約 81(幅)×93(高さ)×229(奥行き) mm |
質量 |
約 660 g |
約 630 g |
約 620 g |
※ 1 演算による UV 量の調整には、本体ファームウェアバージョン 1.10 以降および SpectraMagic NX Ver. 3.0
以降が必要です。
※ 2 ユーザー設定光源、ユーザーインデックスの設定には別売付属品の色彩管理ソフトウェア SpectraMagic NX Ver. 2.9 以降が必要です。
■別売付属品
●色彩管理ソフトウェア SpectraMagic NX バージョン2.9以降
測色計をPCに接続して操作・制御でき、多彩な機能や表示ができる、色彩管理ソフトウェアです。データリスト、分光グラフ、色差グラフ(2D、3D)、OK/NG表示などのオブジェクトを用途に合わせて配置・編集し、自由な表示画面を作成することができます。
●分光測色計設定ツールCM-CT1
CM-26dGシリーズの機器設定の一括設定が可能です。複数台をご使用される場合や、工場間、お取引先と同一条件の設定を適応する場合、設定ファイルを作成することで、かんたんに同じ条件の設定を行うことができます。
OS |
Windows 8.1 32bit、64bit/Windows 10 32bit、64bit |
CPU |
2.0 GHz相当以上 |
メモリ |
2GByte以上 |
ハードディスク |
システムドライブに10GB以上の空きが必要 |
ディスプレイ |
解像度1024×720以上/16Bitカラー以上の表示が可能なディスプレイ |
その他 |
USBポート(測定器との接続に必要) |
※メーカーHPからダウンロード
※Windows