■特長
●無停電で漏電点探査が一人でできます。
●信号注入方式のため、加圧相及び接地相の漏電点を特定できます。
●受信器で電線、器具に触れるだけで簡単に漏電点の探査ができます。
●音と光で表示するため判定が簡単です。
■各部名称
■用途
低圧配線路の漏電点探査に最適です。
■仕様
品番 |
SSLE-A |
送信器 |
信号周波数 |
4222Hz |
信号注入時間 |
連続 |
信号注入レベル |
10、20、30、50、75、100%(1.2Vp-p)の6段階切替 |
注入トランス内径 |
φ60 |
電源 |
小形シール鉛蓄電池(12V) |
受信器 |
検出方式 |
信号電流による磁束検出(非接触) |
出力 |
10個の判定用LED(赤)点滅(受信レベル表示)と
ブザー継続音(約3回/秒) |
検出感度 |
10段階切替 |
電源 |
9V電池×1 |
探査可能漏電電流 |
100V 30mA以上の漏電
(地絡抵抗3kΩ以下) |
適用回路電圧範囲 |
AC600V以下の低圧配線路 |
使用温度範囲 |
-10~40℃ |
使用湿度範囲 |
相対湿度95%以下 |
保存温度範囲 |
-20~50℃ |
■使用例
① |
送信機の注入トランスをB種設置線にクランプする。
漏電系統があらかじめ分かっている場合は⑥から開始する。 |
② |
キュービクル内の分岐ブレーカまたは接続線を受信機で探査し漏電系統を特定する。 |
③ |
必要に応じて注入トランスのクランプ位置を変更する。 |
④ |
②項で特定した分岐ブレーカに対する分電盤を特定する。 |
⑤ |
分電盤内の分岐ブレーカまたは接続線を受信機で探査し漏電系統を特定する。 |
⑥ |
漏電系統があらかじめ分かっている場合は漏電系統の任意の位置(例えば⑥の位置)に注入トランスを一括クランプする |
⑦ |
漏電発生系統の配線および機器を受信機で探査する。 |
⑧ |
アース線がある場合はアース線に受信機をあてて反応を確認する。漏電点の推定ができたら死線状態にして
絶縁抵抗を確認する。 |
※探査は受信機の規則正しい点滅を確認して行います。
※受信機が反応した場合、漏電箇所はその位置よりも負荷側にあります。(アース線をのぞく)
※機器から発生するノイズ、配線の対地静電容量、ノイズフィルターなどの影響により判定が困難な場合があります。その場合、漏電箇所の特定はlo判定による方法などと組み合わせて統合的に判断してください。
※注入トランスを配線路にクランプするときは1組ではなく全相一括にクランプしてください。
■オプション
●シールドカバー M338LE-COVER
注入トランスにシールドカバーを装着することによって、注入トランスの信号の影響を受けることなく探査することができます。
シールドカバー未使用:受信機と注入トランスの距離2m以上離して使用してください。
シールドカバー使用:受信機と注入トランスの距離1m以上離して使用してください。
●探査棒 M338LE-TANSABO
探査棒に受信器を装着することによって、天井などの高い所を探査することができます。
品番 |
品名 |
M338LE-COVER |
シールドカバー |
M338LE-TANSABO |
探査棒 |