測定機器

小形熱画像センサは、軽量・コンパクトな本体に2000画素の赤外線検出素子を搭載し、汎用性に優れた設置形熱画像センサです。
6Hz、アナログ出力を追加し、エリア内発熱検知、各種ライン・設備の温度変化、傾向監視など温度データを活用するさまざまなフィールドでご利用頂けます。

■特長
●現場設置に適した手のひらサイズの小形・軽量設計
●パソコンによる熱画像監視のほか、センサ本体に警報接点出力を装備
●耐環境性に優れた防塵防滴構造 IP65
●専用雲台による簡単設置

■測定視野角

60°×60°仕様 D(視野幅)＝1.4×L(測定距離)

25°×25°仕様 D(視野幅)＝0.5×L(測定距離)

■専用アプリケーション
小形熱画像センサの各種設定のほか、熱画像表示、温度データの保存、トレンド表示、画像処理などができます。

多言語対応
日本語、英語、中国語(簡体字)、韓国語、ドイツ語、イタリア語

●接続台数　イーサネット仕様・・・4台、USB仕様・・・1台


■面で温度を捉える
2000個のセンサ搭載
面で温度を捉えるため、放射温度計に比べて位置合わせが容易に行え、温度異常を発見できます。
また、2000ポイントの温度データをCSV形式で保存可能で、分析や研究用途にも利用できます。


■従来の倍速
6Hz仕様
従来のフレームタイム3Hz、0.5Hzに加え、6Hz仕様を新たに用意し、搬送ラインなど移動物体の温度監視が可能になり
ました。


■豊富な警報機能


■警報接点出力2点を装備
熱画像スイッチとして使用できます。


■多用途に対応
種類豊富なアクセサリ
長年に渡り培ってきた放射技術を活かし、保護ケース、水冷ケース、炎検知用バンドパスフィルタ(4.5μm)など多種・多
様なアクセサリを用意しています。

炎検知用バンドパスフィルタ(簡易に取り付け可能)
※炎の有無の検知となります。

■高品質
一貫生産
熱画像センサの心臓部であるセンサから製品完成まで一貫生産しています。

サーモパイル形FPAセンサ
※FPA：Focal Plane Array　48×47：2256画素

■警報判定機能
変化率警報とは
エリア内に最大60秒の設定時間単位で設定温度を超える変化があった場合に接点を出力します。
相対値管理(正常時からの変化)が必要な場合に有効です。

■アナログ出力機能
●設定エリア内の最大、最小、平均のいずれかを選択し、アナログ出力が可能
●設定エリア内の最大、最小値を探し出し、追従してアナログ出力可能
●記録計やPLCへのデータの出力が可能


■システム構成例
●小形熱画像センサ単独で使用
・監視中はパソコンを取り外し、センサ単体で使用
・任意の判定エリア内で2種の警報値を設定
・警報発生時の1画像をセンサ本体に保存し、パソコンで読み出し
・設定エリア内の最大、最小、平均のいずれかを設定し、アナログ出力


●ネットワーク接続
・小形熱画像センサを専用ソフトへ最大4台まで接続し表示
・熱画像監視とセンサ本体からの警報出力を併用


●PLCに接続
・警報出力1、2および4～20mA DCをPLCへ出力
・イーサネット仕様は、PLCからのコマンドにより横1行ごとの温度データを出力
※イーサネット仕様は、通信コマンドを開示いたします。


■タイプ

測定視野角60°仕様	測定視野角25°仕様

■外形寸法
フレームタイム 6Hz仕様

測定視野角：60°×60°仕様

測定視野角：25°×25°仕様

■標準仕様

測定視野角：60°×60°仕様

測定視野角：25°×25°仕様

■機種一覧

※最大32台の小形熱画像センサを接続可能な多点接続ソフト（別売）もご用意しております。
※その他の仕様はカタログをご覧ください。
※体表面温度測定仕様の詳細はご確認ください。

■オプション
小形熱画像センサにDC電源を供給します。12Vまたは24Vより選択。