測定機器

低濃度VOCガスの成分濃度モニタリングに最適！！

オンサイト測定により

スピーディーな分析を可能にした高感度VOCモニター

■用途


■特長
●ガスクロマトグラフ法によるガス分析
カラムによるガス分離を行いクロマトを取得しますので、そのピークからガス成分を特定することができます。 

●キャリアガス用ボンベが不要な可搬型でオンサイト測定が可能
周囲の大気を精製してキャリアガスとするためガスボンベを準備する必要がありません。
そのため、現場で測定して、その場で結果を確認することができます。 

●半導体式ガスセンサと濃縮による低濃度VOC検出を実現 
ガス検知には高感度な半導体式ガスセンサを用い、
さらに濃縮操作を行うことで10μg/m3オーダーの極低濃度VOC検出が可能です。 （標準測定時間：30分） 

●クロマトデータの取得が可能
付属のPCアプリを使用すれば、クロマトグラムを取得でき、クロマトデータをEXCEL形式で保存できるようになります。 


■応用例
●室内空気質改善製品の性能評価 
脱臭器やVOC除去装置等の室内空気導入口と排出口のVOC濃度を比較すれば、VOC低減レベルが成分ごとに確認できます。
さらに、製品を実際に設置したときの効果確認を行うこともできます。※1

●香り成分の拡散モニタリング 
アロマ等の香り成分を発生させたときの時系列濃度変化を取得して、香りの拡散状態を把握することができます。

●製造製品からのVOC拡散状態の調査 
製品や家具などを設置した後の成分ごとのガス濃度変化を測定して室内環境変化を確認することができます。

※1：M576VR-06Fに搭載しているガスセンサは酸素やオゾンの影響を受けます。
　　　装置からこれらのガスが放出されると実際の低減効果以上に表示濃度が低下することがあります。

■操作方法

※①～②の所用時間はおよそ30分です。 
※①および②は、電源ON後に一度行えば電源をOFFするまでは実施する必要がありません。 
※③～④を自動的に繰り返すこともできます。

■操作パネル


■事例紹介


■仕様

※2：上記具体例以外の成分に関しましてはお問い合わせください
※3：校正直後の場合（測定条件はJIS規格に準拠）
※4：PC連携の場合 

■注意事項
・ガス成分によっては感度を示さない場合がございます。検知可能なガス成分については弊社までお問い合わせください。 
・簡易測定器のため、表示数値はTVOC量の目安としてお取り扱いください。 
・高濃度のVOC蒸気等に直接暴露すると感度が劣化するおそれがあります。 
・測定中断後、捕集管が高温のままで再び測定を行うことは絶対にお止めください。
捕集管が耐熱温度を超えて破損するおそれがあります。 
・本装置は屋内設置機器です。