■特 性
鉄粉の酸化反応により、包装容器内の酸素を完全に吸収し、食品の賞味期限を大幅に伸ばすことができます。
カビ発生防止、変色防止、油性酸化防止および香り、風味の保持に役立ちます。
商品の種類や大きさに応じて様々なタイプをご利用いただけます。
食品の保存方法として、設備や流通コスト面でも効果的です。

■安全性
内容物は人体に無害です。
また包装しているフィルムも、公的機関によってその安全性が保証されています。
内容物は(財)日本食品分析センターにおける急性毒性試験 LD50によって安全性が確認されています。
■仕様
用途に応じて様々なタイプをご用意しております。
①自己反応タイプ、水分反応タイプおよび複合機能タイプ(有機系)に分かれます。
②汎用タイプの他に、電子レンジ用や低温用があります。
③酸素吸収速度が速い、速効タイプも用意しております。
■効果
容器内の酸素を吸収することにより
1.カビの発生を抑えます
カビをはじめとする好気性微生物の繁殖を防ぐことにより本来の品質を保ちます。
2.酸化・変色を防止します
油脂、ビタミン、香気成分や色素などの酸化、変質を防止することにより作りたての風味、 色合いを保ちます。
3.害虫の発生を防止します
害虫を死滅させることにより害虫から商品を守ります。


これらの効果を発揮することにより、食品のみならず楽品類、化粧品、衣類、金属部品など様々な商品の品質保持が可能になります。
■使用上のメリットについて
商品の品質保持期間延長により、販売エリアの拡大に貢献します。
返品やクレーム発生のリスクを軽減します。
生産計画、在庫計画に柔軟性をもたせることができます。
食品添加物と異なり食品に混入しないため、風味の点でも安全性の面でも安心です。
(公的機関の各種試験により安全性が確認されています)
真空包装、ガス置換包装と異なり設備投資が不要です。
別途販売の自動投入機により投入作業の自動化が図れます。
■サイズの選定方法
サイズは豊富にありますので、容器内酸素容量に合わせて選定してください。
●箱形容器の選定方法
まず、全体積から中身の重量を引きます。
ほとんどの食品は比重1前後ですから、おおよその食品の重量(g)≒食品の体積(ml)として計算できます。
容器内酸素容量(ml)=[たて×よこ×高さ(cm)-中身の重量(g)/比重(≒1)]×0.21
●不定形容器の計算方法
ビーカー等の容器に水をいっぱい張り、その中に商品を沈めて水をあふれさせ、あふれた分を計量カップ等で補充することで全体積を求めます。
その後1と同様の方法で計算します。
容器内酸素容量(ml)=[全体積<水の補充量(ml)>-中身の重量(g)/比重(≒1)]×0.21
■自己反応型
空気に触れて自動的に酸素吸収を始めます。
自己反応型なので、包装形態はあまり問題になりません。
鉄系自力反応型:空気に触れるだけで 酸素吸収を始めます。
適正な包装形態:自力反応型なので、 包装形態はあまり 問題になりません。
■共通仕様
品番 |
M2401SC-FWRシリーズ |
包材特徴 |
耐水・耐油 |
タイプ |
空気に触れるだけで酸素吸収を始めます。 |
特徴 |
冷凍、冷蔵用
(-25℃まで使用可) |
主な用途 |
冷蔵、冷凍食品、魚卵、刺身切身等 |
適用範囲
水分活性(Aw) |
0.95以下 |
作業時間
(放置可能時間) |
1時間 |
脱酸素日数 |
2~4日 (5℃)
3~5日 (-20℃) |
保証期間(出荷後) |
1年間 |
品 種 |
酸素吸収量(ml) |
長さ×幅(mm) |
入数×小袋 |
総個数 |
M2401SC-FWR20E |
20 |
40×40 |
150×40 |
6,000 |
M2401SC-FWR50E |
50 |
55×40 |
150×30 |
4,500 |
M2401SC-FWR100E |
100 |
55×50 |
100×20 |
2,000 |
M2401SC-FWR200E |
200 |
70×60 |
100×10 |
1,000 |
M2401SC-FWR300E |
300 |
70×70 |
100×6 |
600 |