測定機器

●ビル・住宅／学校／工場施設／くん蒸作業場などでのホルムアルデヒド測定を定める法規制に適応したホルムアルデヒド簡易測定器。
●測定毎の試薬交換が不要。
●濃度単位表示はmg／m3とppmの切替えが可能。
●測定時間は10分測定モード、30分測定モード、60分測定モードの切替えが可能。
●測定値データを最大32件メモリ可能。
●DNPHフィルタ採用でVOCの影響を削減。

■用途
●ビル・住宅や学校での室内空気の管理
●ホルムアルデヒドを製造または扱う屋内作業所での屋内空気の管理
●くん蒸作業場でのホルムアルデヒドの濃度測定
●住宅資材の管理
●ビル・住宅のリフォーム時のチェック

■使用に関する注意
●アセトアルデヒドなどのホルムアルデヒド以外のアルデヒド類が多量に存在する場合、指示値が高めになります。
●測定場所にタバコの煙やお酒などのアルコール類が存在しますと指示値が高めの原因となります。
●測定中の温度・湿度等の急激な環境変化は誤差の原因となります。

■共存ガスによる影響
ガス名：アセトアルデビド
ホルムアルデビド0.1ppm相当の各ガス検知濃度：約1.0ppm

■検知原理
●定電位電解式センサ（DNPHフィルタによるVOC影響を削減）
ガスを特定の電位で電解し､その際生ずる電解電流を検知してガス濃度を測定。
非常に高感度なセンサで、ガスの選択性に優れており、一酸化炭素や硫化水素など毒性ガスを測定する携帯用や工業用商品に搭載されています。
DNPH^※1はアルデヒド類を吸着する作用があります。本器はDNPHフィルタをセンサ前面に装着して測定することによって、アルデヒド類が除かれたVOC^※2等のガスが出力されます。次にDNPHフィルタを取り除いて測定すれば、アルデヒド類を含むガス出力が出ます。本器はDNPH有無2種のフィルタを自動で切替え、マイコンによりその出力差をホルムアルデヒド濃度として表示しています。
※1：ジニトロフェニルヒドラジン
※2：揮発性有機化合物

■ホルムアルデビドの室内環境基準及び勧告値

●出典：WHOガイドライン（1987）日本の指針値は1997年厚生省が発表
●本器は簡易測定器であり、上記の値とは測定方法が異なります。

■ホルムアルデビド濃度の検知の仕組

*もともと定電位電解式センサはケトン類に対して感度が低いので、センサ出力への影響はほとんどない。

■仕様

※3：保管条件、使用条件、保存期間、電池メーカーなどにより異なる場合があります。
※4：測定１回あたりのホルムアルデヒド平均濃度が0.10mg/m3の場合です。それ以上の濃度では寿命が短くなります。


■オプション