測定機器

偏光や波長の位相差など光学特性を利用して、ガラス、プラスチック、結晶などの透明体の歪みを検出したり、測定したりすることができます。
小型・軽量ですので、これを手に持って大きな板ガラスの端部の歪み検査を行うことに適しています。また、卓上に置いて使用しても、スペースを取りません。


■特長
MI4SM-1000LELは、偏光を利用することにより、透明体の内部応力や複屈折性を可視化します。
別売の鋭敏色板や、1/4波長板を取付けることで、応力方向、光学軸方向の解析や、応力測定、位相差測定を行うことが可能です。
小型・軽量のハンディータイプでACアダプターを標準装備しています。

■検査方法
●観察検査方法・・・直交ニコル法、鋭敏色法
歪の有無、歪の分布状態、歪の種類や方向、これらを観察します。
例えば、光ディスクの射出成型品を歪検査器で確認すると、検査方法の違いによって下画像のように見えます。（観察物：透明なCDディスク）

●測定検査方法・・・セナルモン法
歪の大きさ、歪の方向、これらを数値化・観察します。


■用途
板ガラスの端部の歪み検査
小型ガラス製品の歪み検査
小型プラスチック製品の歪み検査


■仕様

品番		MI4SM-1000LEL
検査方法		直交ニコル法 （オプションにより、鋭敏色法/セナルモン法が可能）
測定レンジ		Re：0～270nm
観察範囲 （測定範囲）		φ78mm
光源		LED 白色 3000K
有効寸法	ポラライザー（光源）	φ78mm
	アナライザー（AN）	φ54mm
試料配置スペース高さ		70mm
電源電圧		AC100～240V 50/60Hz
サイズ （W×D×H）		96×135×150mmm （ハンドル部：L85mm）
重量		700g（ACアダプターを除く）
付属品		歪検査器本体、ACアダプター、応力確認棒
別売		1/4波長板、鋭敏色板、充電式バッテリー