測定機器

不凍液の凍結限界温度、不凍液の濃度及びバッテリー液の蓄電状態を、すばやくチェックすることができるハンディタイプの測定器です。

■機能性に優れたデザイン、軽量＆コンパクト設計

■集光性を高めたことで目盛板の視認性が向上

●一滴の液で測定可能
●不凍液の凍結限界温度・濃度を同時に読み取り可能
●バッテリー液の比重で蓄電状態を測定
●採光板がヒンジと一体型になり耐久性が向上
●ご要望に応じて校正証明書※を発行可能
※書類一式含む、有料

■主な仕様

■測定は簡単3ステップ
①付属のサンプラー棒を測定液に入れてサンプル採取し、プリズム面に1滴落とす。
②採光板を閉じて先端を明るい方へ向け、接眼部から目盛を読む。
③ブルーの境界線が目盛を横切る位置を読み取る。



■測定方法
[不凍液の場合]
中央の目盛が不凍液(エチレングリコール)の濃度%を示します。
右側の目盛が不凍液の凍結温度(-℃)を示します。

[バッテリー液の場合]

1.25～1.30	1.20～1.25	1.20以下
良好です	注意	要充電
バッテリーが充分な充電状態にあります。	充電状態は普通ですが低い場合には注意が必要です。	バッテリーの充電が必要です。

注意：濃度100%を測定するときは水で2倍に薄めて50%のラインで測定して下さい。

■不凍液の種類
不凍液は一般にエチレングリコールが主剤として用いられており、本器の目盛はこのエチレングリコールを規準に作られております。
プロピレングリコールを主剤とした不凍液を計測した場合、以下の差異が生じますのでご注意下さい。


①濃度目盛における違い

②凍結温度における違い

■使用上の注意点
①使用前に水を測定し、境界線がWater Lineを示しているか確認してください。
ズレている場合は付属ドライバーで調整ネジを回し、Water Lineに合わせて計測して下さい。
②測定後のサンプルは水を含ませた軟らかい布で拭いてから、乾いた布で水気を取って下さい。
③水道で直接本器を洗わないで下さい。
④プリズム面に油が付いた場合、アルコールで拭き取って下さい。
⑤本器は精密光学機器ですので、落としたり強い衝撃を与えないで下さい。
⑥計測後、サンプル液を拭き取らず長時間放置すると、プリズム固定面が腐食し計測不能になります。
この様な場合、プリズム交換修理が必要となります。