測定機器

現場測定に最適なハンディータイプの硬度計。
定置式硬さ計としての機能も果たす、軽量で持ち運び便利なポータブルサイズのハンディー硬さ計。

■特長
●狭部・溝内部・内外Ｒ部の焼入れ硬さ測定に最適
●HV、HRC、HS、HBの4スケールに対応
　　引張強さ値（N/mm2）への換算も可能
●データメモリー2,000点
　　校正値メモリー10点記憶可能
●圧痕が目立たないため製品検査にも使用可能
●プローブは上下左右どの方向からでも測定可能

■測定原理
M161H-21AJ-1Jシリーズは従来の硬さ試験機とは全く異なり、測定物にできた圧痕の大きさを顕微鏡で測定する代わりに、ダイヤモンド圧子付振動棒を定荷重で材料面に押し付け、超音波の縦振動を与えて硬さを測定する計測器です。
同一材質、同一荷重で、被測定面に振動棒を押し当てると軟らかい被測定物は、圧痕が深くなり拘束力が強くなります。そのため共振周波数は高くなります。逆に硬い被測定物は拘束力が弱くなり、共振周波数は低くなります。その変化量と硬さとの相関を取り、硬さ換算をします。



■用途・使用例
測定台の材質（木製・鉄製・樹脂製他）や質量に影響を受けないため、測定場所を選ばず使用できます。
●浸炭焼入、高周波焼入の判定
●溶接構造物（タンク・船体・橋梁・鉄塔等）の溶接部硬さ測定
●歯車の歯面（狭部）硬さ測定
●設備、構造物の経年変化による強度劣化測定
●エンジンパイプ、ラックバー、クランクシャフト、ベアリング等部品のオンライン全数検査

■プローブ寸法図
 

■仕様