温湿度計

●互換性・高精度温湿度プローブによる高いメンテナンス性
●ロガー機能による9000データ保存、可変インターバル1秒～4分
●下方、背面、分離、3種類のプローブ形状バリエーション
●RS232C/RS485シリアル通信機能、アナログ、リレー出力

■特長
データロガー機能を備えた温度・湿度トランスミッタです。
電流または電圧のアナログ出力に加えて、RS232C/RS485シリアル通信機能（全機種）、制御用ON/OFF出力（型式末尾-Rのみ）も得られます。
互換性プローブを大きな特長としており、プローブ交換の必要が生じた場合、プロセスを長時間中断することなく、ユーザーによる予備プローブとの交換が可能です。
温湿度プローブは、両シリーズ共通で、本体ハウジングに直結した背面プローブ（S.TO）、下方プローブ（S.TV）およびケーブル（2m/5m/10m）によって本体ハウジングとつながる分離プローブ（S.TC）の3種類で構成されています。
背面プローブ（S.TO）および下方プローブ（S.TV）はステンレススチールAISI304製、分離プローブ（S.TC）はAISI304または‘POCAN’（プラスチック）です。
温湿度プローブは出荷前に校正されており、使用前の調整の必要はありません。
プローブはSICRAM2モジュールを備えており、このモジュールが各プローブの校正データを記憶し、プローブの互換性を可能にしています。
温湿度トランスミッタは以下の要素を測定します。
●温度
●相対湿度
これらの要素の測定値により、以下の要素を演算します。
●露点温度
●絶対湿度
●混合比

■すべての機種が電流および電圧アナログ出力を備えており（MC8HD2817Tは3出力）、本体内のディップスイッチにより何れかが選択できます。
また、型式末尾-Rのトランスミッタはユーザー設定が可能な制御用リレー出力（2点）とアラーム用リレー出力（1点）を備えています。
RS232C/RS485シリアル通信機能は全機種標準です。
RS485により、2台以上のトランスミッタのネットワーク管理も可能です。

■データロガー機能はサンプリングインターバルの選択が可能で、測定・演算要素9000データを保存することができます。
内蔵のリアルタイムクロックはリチウム電池によりバックアップされており、トランスミッタへの電源が落ちた場合も、本体内の設定は保持されます。
供給電源はAC/DC24VまたはAC90～240Vのユニバーサル電源の何れかが選択可能です。

■入出力のテクニカルデータ　（ＡＣ２４Ｖ、２０℃において）

注：センサの使用は結露が無いことが条件です。
特に高温・高湿環境では数℃の変化で結露し、センサの劣化、寿命短縮の原因となる可能性があります。

演算物理量の精度
演算される物理量の精度は相対湿度および温度の校正精度によります。
以下の精度値は±2.5％ＲＨ、±0.25℃、101325ｈＰａにおけるものです。

●露点温度の精度（℃）

●絶対湿度の精度（ｇ/ｍ３）

●混合比の精度（ｇ/ｋｇ）

■トランスミッタ本体のテクニカルデータ　（ＡＣ２４Ｖ、２０℃において）

■MC8HD2817R.DTシリーズのディスプレーは大型バックライト付ＬＣＤ（128×64ピクセル）で、三つの測定要素を同時表示、あるいは、一つの測定要素をリアルタイムでします。
MC8HD2817R.DTシリーズのアナログ出力は3出力です。

MC8HD2817Ｔ□.D□分離プローブタイプ本体	MC8HD2817Ｔ□.O□背面プローブタイプ本体

■MC8HD2817Ｔ□.O□シリーズ背面プローブタイプ本体


■RS232Cシリアル通信によるPCとの接続


■RS485シリアル通信RS232C/RS485コンバータによる接続、MAX.1200m


■外形寸法図

MC8HD2817O(下方・分離プローブ用)本体 ディスプレー部外観は異なります。
MC8HD2817R(背面プローブ用)本体 ディスプレー部外観は異なります。

■注文コード
データロガー機能付温湿度トランスミッタ（露点・絶対湿度・混合比演算機能）、128×64ピクセルバックライト付大型LCD、 電流または電圧2出力およびRS232C/RS485出力標準装備、ソフトウェアＤｅｌｔａＬｏｇ12、取扱説明書付属、 供給電圧DC/AC24V-50/60ＨｚまたはAC90～240Ｖ-50/60Ｈｚ（何れかをご注文時指定）

■SICRAM2モジュール付互換性温湿度プローブ