M668H-FMは、光電光度法を用いてセンサーの色調変化を読み取ることができるので、建築物を破壊することなくその場で簡便、迅速にホルムアルデヒドの正確な放散量の値を得ることができます。
■特長
●ホルムアルデヒド放散量をデジタル表示
●ボタン1つでμg/m2/hとmg/Lに変換
●低コストで測定できる
●その場でわかる
■使用方法
1.専用センサーを測定箇所に貼付けます。
2.約30分後に専用センサーを測定箇所から取り外し、放散量測定器に装着します。
3.測定結果は表示画面に0~5000(count)で即時に表示されます。
■仕様
測定表示範囲 |
チャンバー |
0.00~650 |
デシケータ |
0.000~9.000 |
測定時間 |
3秒 |
測定原理 |
45°照射、垂直検出 |
検知方式 |
検知センサー方式 |
放散量表示方式 |
LCDによるデジタル表示 |
サンプリング方式 |
柳沢センサーによる |
メモリー機能 |
99件(測定終了時、自動記憶) |
自己診断機能 |
光電及び受光部の不良、電池・電圧低下、システム異常 |
外形寸法 |
約 100mm(W) × 105mm(D) × 84mm(H) |
質量 |
約 600g ( 本体、電池含む) |
表示 |
チャンバー |
μg/㎡/hr |
デシケーター |
mg/L |
使用温度範囲 |
0℃~35℃ |
■専用ホルムアルデヒドセンサー
本製品は、試薬による色の変化から、その場でホルムアルデヒドの放散量を知ることができる世界初のセンサーです。また、更なる研究開発により、ホルムアルデヒドの室内濃度を測定することも可能になりました。
色の変化はだれでも容易に識別できますので、ホルムアルデヒドによる危険性について消費者の注意を喚起することができます。
■ホルムアルデヒドの室内濃度を知る
まず家でホルムアルデヒド濃度の高い部屋があるかどうか調べましょう。専用ホルムアルデヒドセンサーは室内のホルムアルデヒド濃度の大小に反応します。
■ホルムアルデヒドの発生源を知る
あなたの家でホルムアルデヒド濃度の高い部屋が見つかったとしましょう。
しかし、濃度が高いのは分かりましたが、一体何が原因であるかが分かりません。室内には壁紙、フローリング、クローゼット、テーブル、ソファー等、ホルムの放散源と考えられるものは色々あります。
原因を特定するには、それぞれから出るホルムアルデヒドの放散量を調べる必要があります。専用ホルムアルデヒドセンサーはこの、放散量の大小に反応します。
■構成
専用ホルムアルデヒドセンサーは、ケース部分と、ホルムアルデヒド試験紙から構成されています。
ケース部材にはホルムアルデヒドフリーの特殊PET樹脂を使用しています。この樹脂はホルムアルデヒドを透過しないので、測定面以外の空気中のホルムアルデヒドの干渉を避けることができます。
ホルムアルデヒド試験紙は酵素反応によって赤く変色しますがホルムアルデヒド以外のアルデヒド類に対しては反応をしません。 また、平衡到達までの間はホルムアルデヒドの捕集量に対して極めてよい直線性をもって色調が赤く変化します。
これらの特性により、専用ホルムアルデヒドセンサーは簡易で精度の高い測定を行うことが可能となっています。
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1.本体 PET(透明)
2.アルミタック紙
3.保水紙
4.試験紙(5 x 5) |
■使用方法
室内濃度 |
① |
センサー、シール、蒸留水を用意します。 |
② |
加水穴に蒸留水を 2滴 入れます。 |
③ |
シールをセンサー裏面(加水穴面と反対の面)にこすりつけて、両面接着シールをセンサーに貼付けます。 |
④ |
センサーを 測定場所 に貼付けます。 |
⑤ |
30分後に色調の変化を調べます。 |
放散量 |
① |
センサー、シール、蒸留水を用意します。 |
② |
加水穴に蒸留水を 1滴入れます。 |
③ |
シールをセンサー表面(加水穴面)にこすりつけて、
両面接着シールをセンサーに貼付けます。 |
④ |
センサーを 測定対象物 に貼付けます。 |
⑤ |
30分後に色調の変化を調べます。 |
■仕様
品番 |
品名 |
入数 |
M668H-SENSOR |
ホルムアルデヒドセンサー(100個入) |
100個/ケース |
M668H-SENSOR-PACK |
ホルムアルデヒドセンサー(5個入) |
5個/パック |