最大荷重500Nまでの各種の荷重測定ができる電動型の引張圧縮試験機です。
コンパクトサイズで手軽にご利用いただけます。
■特徴
●コンパクト・低価格ですが、荷重と変位の両方の測定ができます。
●500N、200N、50N、20N、5N、2Nの各種ロードセルを用意しています。
●専用ソフトウェアでデータ処理が行えます。(オプション)
■主な用途
●電気・電子部品等の評価試験
●食品・医薬品等の各種試験
●小形ばね試験
■オプション
●長尺仕様 / 上下動する昇降軸を標準仕様より150mm長くしたものです。
このオプションにより、ロードセルを高い位置にセットできるため、伸び量がストローク以下であれば長い試料も試験可能になります。
●速度特殊仕様
●アナログ / プリンタ外部出力
■寸法図
■仕様
最大荷重 |
500N |
荷重表示 |
「荷重レンジ仕様」表参照
「型式別荷重レンジ組合せ表」参照 |
最小単位 |
荷重精度 |
JIS 1級試験機(測定指示値の±1%以内) |
変位最小単位 |
0.01mm |
駆動方式 |
ブラシレスDCモータ速度制御 |
速度範囲 |
10~300mm/min |
ストローク |
130mm |
試料取付スパン |
110~240mm |
支柱までの距離 |
85mm |
テーブル寸法 |
100×155mm T溝付き |
安全装置 |
任意設定上下限リミットスイッチ
オーバーロード自動停止 |
便利な機能 |
試験条件内部メモリ保持機能
ピーク/ボトムホールド機能
サイクル動作機能
破断点検出機能
開始点検出機能
自動キャンセル/自動送り機能
自動原点復帰機能
結果合否判定機能 |
外部出力※1
|
USB |
電源 |
AC100V 3A |
本体重量 |
約22kg |
外形寸法※2
|
W300×D357×H566mm(図面表示) |
※1:オプションでアナログやプリンタ用外部出力も増設できます。
※2:記載している高さ寸法は、昇降軸を下限にした状態です。
■荷重レンジ各仕様表
荷重レンジ |
最大荷重表示 |
最小分解能 |
500N |
500.0N |
0.1N |
200N |
200.0N |
100N |
100.00N |
0.01N |
50N |
50.00N |
20N |
20.00N |
10N |
10.000N |
0.001N |
5N |
5.000N |
2N |
2.000N |
※ 各レンジの使用範囲は、20~100%の間を推奨しています。
■型式別荷重レンジ組合せ表
型式 |
使用範囲 |
設定荷重レンジ |
2N |
5N |
10N |
20N |
50N |
100N |
200N |
500N |
M2749VZ-50NB-2R1M |
4N~20N |
- |
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- |
● |
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- |
- |
- |
M2749VZ-50NB-2R2M |
1N~20N |
- |
● |
- |
● |
- |
- |
- |
- |
M2749VZ-50NB-5R1M |
10N~50N |
- |
- |
- |
- |
● |
- |
- |
- |
M2749VZ-50NB-5R2M |
2N~50N |
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● |
- |
● |
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- |
M2749VZ-50NB-5R3M |
0.4N~50N |
● |
- |
● |
- |
● |
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- |
M2749VZ-50NB-20R1M |
40N~200N |
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- |
- |
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- |
● |
- |
M2749VZ-50NB-20R2M |
10N~200N |
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● |
- |
● |
- |
M2749VZ-50NB-20R3M |
2N~200N |
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● |
- |
● |
- |
● |
- |
M2749VZ-50NB-50R1M |
100N~500N |
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- |
- |
- |
- |
● |
M2749VZ-50NB-50R2M |
20N~500N |
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- |
- |
- |
● |
- |
● |
M2749VZ-50NB-50R3M |
4N~500N |
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● |
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● |
- |
● |
■オプション
●ソフトウェア
<M2749SF-HPVM>
引張圧縮試験機からの荷重及び変位のホールドされた値をCSVテキスト形式で保存できるソフトウェアです。また、自動モードでは1秒以上の間隔ですが連続自動取込が行えます。
<M2749SF-SPVM>
引張圧縮試験機からの荷重及び変位データをパソコンに取り込み、荷重・変位グラフ(SSカーブ)や荷重・時間を描画して、各種演算処理などを行い、試験結果の印刷やデータ保存などを行えるソフトウェアです。
1.引張・圧縮・曲げ・剥離など各試験に対応します。
2.試験計測中のグラフがリアルタイムに確認できます。
3.試験機の各条件をパソコン側から行え、計測開始や終了など、どちらかでも行えます。また、試験機とは条件設定等が同期されているので、どちらか一方の設定で変更や更新が行えます。
4.同種ワーク試験の重ね合わせたグラフを同一ファイルや別々のファイルに保存するなど、データ管理を様々なパターンで行うことができます。
5.初期登録を行えば、あとは計測するだけで自動で演算処理します。
6.演算処理の結果やグラフデータファイルなどを自動で保存できます。
7.各結果やデータはテキストファイルとして保存することができます。またグラフをBMPに変換できるので、市販の表計算ソフトなどを利用することで、好きな様式やレイアウトに結果出力を行うことができます。
8.計算結果や、統計データなどはグラフが面下に配置してあるため、いつでも確認できます。
また、複数のデータから該当データの項目をクリックすると、画面に結果を表示させることができます。
<M2749SF-SPVM-EX>
データ処理ソフト「M2749SF-SPVM」と併せてのご使用により、専用制御機能を拡張できるソフトウェアがあります。
※各種オプションソフトウェアは、データ処理ソフト「M2749SF-SPVM」が必要です。
※必要な拡張ソフトをご指示ください。
●荷重維持機能ソフトウェア
維持したい荷重値を設定することにより、常に設定範囲を維持するように試験機を制御動作させながら計測する際に使用していただくソフトウェア。
●荷重速度追従機能ソフトウェア
通常の引張圧縮試験機における荷重を加えていく速度(試験速度)は○○mm/minというように時間あたりの変位量で行いますが、試験規定によって、時間あたりの荷重の変化量(例:N/min)で試験を行う内容があります。荷重をmm/minという一定速度で加えていくのとは異なり、荷重速度機能は、絶えず変化する荷重値をフィードバックさせながら時間あたりの荷重変化量を一定にするようにする機能となります。
●F-S(スイッチフィーリング)試験用ソフトウェア
スイッチフィーリング試験専用のオプション機能です。
専用の設定項目でヒステリスの各ピーク値、ボトム値を計測することができます。又、回数設定を行うことで繰り返し試験も行えます。
●プログラム運転ソフトウェア
複数の指定した荷重(又は変位)の値をステップ毎に動作させて計測する機能です。又、制御の種類に荷重維持もあり、組み合わせて設定したプログラムの動作が可能です。
ステップはプラス側マイナス側(荷重指定でマイナス荷重がない場合は行えません)で設定できます。各ステップごとのデータの取込も結果として表示、テキスト出力が行えます。
最大99ステップまで登録が可能です。
■仕様
品番 |
品名 |
備考 |
M2749SF-HPVM |
データ処理ソフト |
|
M2749SF-SPVM |
データ処理ソフト |
|
M2749SF-SPVM-EX |
専用制御機能拡張ソフト |
- 荷重維持機能ソフトウェア
- 荷重速度追従機能ソフトウェア
- F-S(スイッチフィーリング)試験用ソフトウェア
- プログラム運転ソフトウェア |